何度か足を運んだことがある吉野家の店舗がリニューアルしていわゆる「黒い吉野家」になっていました。
自分が知っている「黒吉野家」はセルフ式のファーストフードのような内装の店ですが、新たにリニューアルされたこの店舗は少し違うようです。
黒い看板=セルフではない
私が良く店舗限定メニューを食べに行っている吉野家はカフェスタイルの店舗ですが、同じく黒い看板が表にでています。
今回リニューアルされた店舗は、このカフェ形式のスタイルとはどうやら別物のようです。
まず、注文方法がカフェスタイルの料金先払いではなく席まで店員がきて注文をとる従来同様のスタイルでした。
当然、会計も今までと同じく帰りがけにレジで支払う方法です。
黒い吉野家にはフライヤーがある?
席に着いて気づいたのが、テーブルに設置されているメニューが「すき家」みたいなデザインでした。というか吉野家らしさが抜けた色調だったのでそう感じただけかもしれません。
そして、看板が黒だからといってカフェスタイルほどの斬新さは見受けませんが、この店舗には唐揚げ丼のメニューがありました。
タルタル南蛮から揚げ丼
店舗限定メニューが食べれる黒い吉野家にはフライヤーがありました。そして、リニューアルして看板が黒くなったこの店舗にもどうやらフライヤーが設置された模様です。
画像のタルタル南蛮から揚げ丼は、他のノーマルな吉野家には無いメニューです。
例によって、キャベツ用にマヨネーズが付いてきますが、タルタルソースがたっぷり載ってくるので悩むところです。
揚げ物メニューは11時から
この黒看板の店舗でもフライヤーを扱う時間は11時以降と案内書きがありました。
フライヤーは設置されましたが、カフェスタイルの店舗のように「カツ丼」や「あじフライ」が提供されるかは店の規模が違うので微妙な感じです。
なお、この黒看板の2つに共通するのはフライヤーがある店舗だと言うことです。
ネットでみても黒い吉野家にはフライヤーがあるとの情報を見かけるので「黒看板」イコール「フライヤー設置店」は信頼性のある情報でしょう。
テーブルが廃止された店舗
吉野家が黒看板の店舗を拡張するという報道があったのは2018年の11月頃でした。
当時のニュースで、吉野家では「4割の店舗を5年かけセルフ方式へ・・」といういのがありました。
訪れた店はセルフ方式にはなっていなかったので、先のニュースの中身とは直接関係なさそうですが、この店舗では客席の配置が大きく変更されていました。
なんとテーブル席を全部廃止してしまったようです。
店の中央には牛丼屋に良くある真ん中を店員が往来できる形のカウンター席。
壁側と窓際には斜め45度の角度で座る形のカウンター席が設置されています。
テーブルの天板下にはUSB電源が装備されたコンセントが設置されていてこの辺はカフェスタイルと似たような設備になりますが、カウンター席では端末を充電するほど長居する気持ちにはなりません。
この辺は無いよりはあったほうがうれしいという程度ですね。
いずれにしろ、この黒吉野家はセルフ式に転向されていない(セルフ転向の4割のうちに入らない)ので、この先を見越した場合、従来スタイルにフライヤー追加の方針で止まることが明確になった店舗という捉え方で良いかもしれません。
こうした牛丼屋の新しい展開は、人手不足への対応や客の需要を見越した多様化が進んでいること現していると言って良いでしょう。