いきなりステーキのメニューにワイルドステーキ450gというのがあります。
妙に中途半端な数字に感じますが500gでは多すぎるので450gということなのでしょう。
成人男性でもライス付きなら300gもあれば足りてしまう量ですが450グラムというのは、果たしてどの程度の満腹感を得られるのか実際に注文してみました。
ワインも頼んでみる
目的はワイルドステーキの450gでしたが、店に出向いたのが夜だったので、グラスワインも頼んでみることにしました。
今回もライスは注文せずにサラダにしました。
肉が焼きあがり席に届くまで手をつけずに待つことにします。
※ライス付きの有無やワイン、サラダなど「いきなりステーキ」では頻繁にメニュー内容が変わりますのでご注意ください。
450グラムのワイルドステーキ
湯気を立て油を飛び散らせながら席にやってきたワイルドステーキの450グラムです。
さすがに肉は大きく見えます。肉の厚さより切り出した面積が広いのが鉄板に目一杯広がった肉の様子から分かります。
プチプチ音を立てながら鉄板で油がはじけるのは300gと同じですが、気のせいか湯気が引けていくのが300gより早い気がします。
画像で分かる通り、肉は完全に火が通っていない状態で赤みが目立つので、ここから鉄板の余熱で好みの焼き加減に焼いていきます。
手元に届いたら即座に肉を返しながら鉄板の余熱で焼いてやったほうが良いのは300gの時から気にしていたことでしたが、思ったより早めに鉄板がさめていくような感じがしたので少し焦りました。
鉄板の上でナイフとフォークを使いコロコロとやっているうちに何とか口にできそうな焼き加減に仕上がってきます。
このぐらいまで焼くとステーキらしくなくなってしまいますが、ワイルドステーキはこのぐらいまで焼いたほうが食べやすいです。
テーブルにも書いてあるとおり「いきなりステーキ」では鉄板の再加熱をしてもらえます(この説明書きも消えました色々とコミットしたくないのかと・・)。
お店のおススメの味付けはステーキソースをかける食べ方ですが食べ始めは塩コショウを振っただけにしています。
ある程度食べ進んでからステーキソースを少量かけてみました。
最初からソースをかけると器がわりの鉄板が水っぽくなるのと残りの熱が冷めてしまいそうで心配です。
咀嚼(そしゃく)に疲れるステーキ肉
ご覧の通り口に運ぶのに適正なサイズに切りたいところですが、鉄板のスペースに余裕がないのでナイフを持つ手にも少々テクニックが必要です。
この日は、食事のあとに何も予定がなかったのでテーブルにある「おろしニンニク」も少しつけて食べてみることにしました。
食べ始めてみると、量的に不満がない肉の量ですが部位が問題なのでしょう。食べるのに時間がかかります。
リブロースやサーロインなら、すんなり噛みきれる肉ですが、ワイルドステーキはその価格から部位的に食べやすい場所の肉ではなさそうです。
噛み心地がクニャクニャしたり、筋っぽい部分が多いワイルドステーキは300gだと気にならなかった部分が450gだと口の中で噛みきるのに時間を要する気がします。
実際に半分を過ぎたあたりから、これ全部食べるのは咀嚼に時間がかかるし顎が疲れそうだと思うようになります。
(※その後もワイルドステーキを何度か注文していますが肉は柔らかいものに改善されているように感じます。)
結局、無駄な満腹感を得るわけでもなくちょうど良い腹心地で食べきりました。
食べき切った後の感じでは、そこそこ満足できるボリュームだったと言えます。たまには質じゃなくて量にこだわりたい時などは丁度良いかなといった印象でした。
肉だけギッシリ食べたいときにはワイルドステーキの450グラムという選択もありかと思います。