4月末の休日、「食べた気分を満喫できる食」を求めて宮城県名取市の閑上漁港に隣接する「ゆりあげ港朝市」へ出かけてきました。
この「ゆりあげ港朝市」にあるメイプル館の店舗では日曜、祝日の営業時間が朝6時からとのこと。朝食に海鮮丼や寿司が注文できます。
今回私が食べてきたのは「のどぐろ三色丼」というメニュー名の海鮮丼。
豊富なメニューの中から選んだ「のどぐろ三色丼」
閖上で食べる海鮮丼といったら候補としてあげたいのは「しらす丼」。ここ宮城県名取市では「北限のしらす」として最も売りとしてるのがしらすです。
しかし、今回出向いた時期は4月の末でしらすは旬の時期ではない様子。メニューは気分で選ぶことにしました。
※その後、7月に入り同じ店で「しらす丼」を食べることにしました。
目的のメイプル館に入店したのは朝の7時半ごろです。この施設に初めて入って戸惑ったのが、飲食店の店舗は複数入っていてそれぞれ注文できるメニューが違うという点です。
やや面喰いながら、各店舗の前を行き来した後ひときわ弾けたメニューに見えたのがの千屋という店舗の「どくろ3色丼」でした。
食べ歩きをテーマにしているうちに「のどぐろ」というキーワードには敏感になってしまったようです。
注文後に少しの待ち時間の後にセルフサービスで受け取ったのが画像の「のどぐろ三色丼」。
この時点で時刻はまだ8時、フードコートの窓際の席に差し込んでくる朝日と海鮮丼というアンバランスが休日を満喫させたい気持ちを充分に満たしてくれています。
のどぐろ三色丼はノドグロの他に、ウニとイクラが一緒にトッピングされています。
のどぐろは表面を少し炙ってあります。もともと癖のない味なので醤油は控えめに酢飯と一緒に頬張る感じでいただきます。
次に箸をつけたのがウニです。食べ終わってから気づいたのですがウニは独特の風味があるのでノドグロを全部食べ終えるまで口にはいれない方が良いかなと感じました。
そして残りの三色の一つが見た目に鮮やかな艶を感じるイクラです。
こちらもウニほどではありませんが、一度口の中に入れると濃い味と塩気が残るので少なくとも最初の一口は主役のノドグロから手を付けたほうが無難と感じたところです。
もっと癖のないあっさり系の魚と合わせればいいのではと思いますが、マグロやサーモンなんかと一緒に盛ると他の刺身盛りと比べ味や色合いも似たようなメニューになってしまうのかもです。
できれば、三色ではなく「のどぐろ一色」が理想ですが、朝市で食べる丼飯としてはウニとイクラで合わせておいた方が緊張感が伴わず丁度良い感じに落ち着くことでしょう。
のどぐろ三色丼は限定メニュー?
ところで、今回食べてきた「のどぐろ三色丼」のノドグロは少量とは言え丼ものではなかなかお目にかかれない魚。
気になって朝市の公式からお店の情報を見ても「のどぐろ三色丼」のメニューは見当たりません。
店舗の注文カウンターの上にはメニューの画像が沢山張られていて、私が行ったときは「のどぐろ三色丼」は真ん中あたりに位置していました。
もともと当たり前に食べれる魚でもなさそうですので、過度な期待はせず来店時に「のどぐろ三色丼」のメニューがあったらラッキーぐらいに思っていた方が良いでしょう。
ゆりあげ港朝市は活気が伺える混雑ぶり
私が、ゆりあげ港朝市に行ったこの日はゴールデンウィーク前半の二日目にあたる日曜日でした。
メイプル館のお目当ての店舗も日曜日は朝6時からとの情報ですが、朝早くから人の入りはどうなんだろうと思っていたところですが、これがなかなかの混雑ぶりでした。
食事をしたメイプル館には、のどぐろ三色丼を食べた千屋の他にも3店舗ほどの食事を提供している店があります。
どこも繁盛している様子ですが、私が食べている時間帯では千屋の前には一番人だかりができていました。
これら食事処のあるメイプル館は「ゆりあげ港朝市」の一番奥に位置しています。
駐車場から朝市のエリアに入ると最初に広範囲に並ぶ屋台があります。ここでも朝早くから専用エリアで海老や貝などを焼いて食べている観光目的の来場者が多くいます。
そうした屋台の店舗や人波をかき分けた先にあるのが今回出向いて食事をしてきたメイプル館という施設。
この奥まった場所がなんとも、実際に行ってみると分かると思いますが目的のメイプル館にたどり着くまで網焼きによる海の幸の香りの誘惑に負けそうになります。
難関をくぐり抜けた先にありつける美味な海鮮丼といったところでしょうか。
しらすが水揚げされる頃にまたお世話になりたいと思っています。
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