冬の北陸といえば雪が降り積もりとても観光目的の旅行には適さないイメージですが、目的を食べ歩きに絞った場合冬だからこそ楽しめるというのもきっとあることでしょう。
そんな期待を抱きながら日本海側の都市である新潟市へ旅に出ることにしました。
新幹線を使い大宮経由で新潟駅へ
今回出かけた先は新潟市です。
新幹線の利用には「大人の休日倶楽部パス」を使用しました。
関東地方は雪がない冬の景色
自宅のある南東北の某地方都市を出発し乗り換え駅の大宮を目指します。
午前9時代の東北新幹線に乗りしばらくすると見慣れない雪のない乾燥した冬景色が見えてきます。
とくに栃木県に入ると冬の緑がないだけの田畑が目立ち始めます。
とは言っても、この辺でも雪が降るときは降るしそれほどつもらないだけと言ったところでしょう。
大宮に到着後は、東北新幹線から上越新幹線へ乗り換えです。
大宮を出発し雪国を通過する
大宮駅からはこの普段見慣れないカラーの上越新幹線に乗りました。
乗り換え後に出発してしばらくは天候も良好でしたが、トンネルが続く区間を走るうちに周りに雪が多くなってきます。
そして、長いトンネルがしばらく続いたあとに現れる越後湯沢駅の風景は、川端康成の小説を連想させられます。
冬の雨が降る新潟駅へ到着
新潟県内には行り長岡駅付近では積雪の量はほんの僅かになってきました。
この日の新潟市の天気予報は雨でしたが、予報通り雨が降る中の到着となしました。
新潟で食べる寒ブリ
今回の旅で楽しみにしていた食は佐渡沖産の寒ブリでした。
新潟駅に着いたあと、宿泊先のホテルへ荷物を先に預け寒ブリが食べれる居酒屋を下見したつもりが寒ブリを口にするのに3件梯子してしまいました。
寒ブリの他にも美味しい魚やお酒などを味わい腹が満たされたところでホテルに戻り一泊することに…。
翌日は朝からバスに乗り海辺の景色を見てくることにします。
日本海の荒波を鑑賞【新潟市:観光循環バス】
太平洋側に住む人間にとって、冬に日本海側の都市を訪れたなら是非体験したいのが日本海の荒波を鑑賞することです。
あまり好んですることでもなさそうですが、時期が冬ですので是非体験しておきたいところです。
ちょうど駅から観光客向けの循環バスが出ているようでしたので、宿に一泊した翌日に乗ってみることにしました。
そんなわけで、朝8:40新潟駅出発の循環バスに搭乗。
マンが好きの方にはウケが良さそうなラッピングバスです。
なお、必ずしもこうしたデザインのバスとは限らないようなので、お目当ての方は注意が必要です。
冬の日本海の様子を動画に収めたあとは、そのままバスに乗り続け駅へ戻ることにしました。
車内に流れる案内を聞きながら一時間ほど市内を循環してきます。新潟駅に戻ってきたのは9:41ごろでした。
新潟に来たけれど主な観光場所がどこか分からないときなど、こうした周遊バスのようなものを利用すると分かりやすいと思います。
もちろん、時間がないけど内容が濃い観光がしたいときなどは地元の食を味わいながら、こうした手法で主要な観光ポイントは押さえることでいくらかの達成感は得られることでしょう。
心身共に満たされた後は帰路へ
こうして、旬の刺身と冬の景色に満たされた後には、また乗り放題切符を手に大宮経由で帰ることにします。
帰りは北陸を通ってとも考えましたが、昼以降は天候が良くなさそうでしたので来たときと同じ上越新幹線で戻ることにしました。
今回の旅で「大人の休日倶楽部パス」を利用したことにより、大人の休日倶楽部ミドルへの年会費は充分に元が取れてしまいました。
もっとも初年度の年会費が無料ですのでメリットだけを享受できた形でとても得した気分になれました。
通常の利用では往復200kmを越える距離でなければ割引が発生しない大人の休日倶楽部カードですが、こうした乗り放題切符だけの使い道でも「大人の休日倶楽部」への入会メリットはありそうです。