日常の食事にちょっとイイ皿を使う【ロイヤルコペンハーゲン:ブルーファン】

ロイヤルコペンハーゲンのブルーファン

食事の中身は質素でも、それをいただく時間を心地よく豊かに過ごすにはどうしたら良いか?

そんな、「健康的で質素なメニュー」と「豊かな食事の時間」を結び付けて両取りするため注目してみたのが、ロイヤルコペンハーゲンのちょっとイイお皿でした。

ロイヤルコペンハーゲン ブルーファンプレート

ロイヤルコペンハーゲンの皿

今回、ちょっとイイ皿として用意したのはロイヤルコペンハーゲンのブルーファンという皿。

大きさは約15.8mm程度なので小皿ではなくギリギリ中皿に入りそうなサイズかと思います。

真上から見た全体のデザイン

皿の縁に沿って青い帯状のデザインが入っているのがブルーファンの特徴ですが、中古がほとんどなためかロイヤルコペンハーゲンのブルーファンはカップ&ソーサーとして販売されているのを多く見ますが中皿や大皿は取扱いが少ないように感じます。

外周に沿った青い帯状のデザイン

絵皿と違って模様は外周のみ

青い帯の部分

この青い模様は着色だけでなくパターンにあわせて緩くなめらかな凹凸があります。

白い部分にある放射状の柄

また、着色部の内側にあたる皿の中央部分は波目のデザインが放射状に施されています。

波目のパターン

料理を盛ってしまうと見えなくなる部分で色も白く目立ちにくいですが、光の当たり具合や角度によっては見ごたえのあるデザインに仕上がっています。

皿の裏にある刻印(バックスタンプ)

ロイヤルコペンハーゲンの特徴の一つでもあるプレート裏の刻印(バックスタンプ)を確認してみることにします。

ロイヤルコペンハーゲンの刻印

王冠マークの周りにある「ROYAL COPENHAGEN」のRとYの文字の外側にー(バー)があるので、1992~1999年に製造されたもののようです。

また、下にある3本の波線には上にある数字の7のラインを延長させたように斜めにスクラッチが入っているのが確認できこの製品は二級品であるのが分かります。

この食器は90年代のもので一級品を探し出すのは容易ではなさそうですし、どの部分の欠陥が二級品に判定されることになった原因なのか素人目には分かりません。

ビンテージ品ほどの価値まで期待するのは難しそうですが、欲しがって簡単に手に入るものでもなさそうですし、そういった意味ではそこそこ価値のある「お皿」といった位置づけで良さそうです。

野菜を盛り付けてみる

さて、本来の狙いである質素な食材と組み合わせた場合のイメージはいかほどなのかコンビニの袋入りで売っているカット野菜(サラダ)で試してみました。

カット野菜を盛り付け

いかがでしょう。たかがコンビニのサラダですが少し上品なサラダに見えなくもありません。

模様に使われている青い色も極薄いものですので食欲に影響することもなくさっぱりした印象を受けます。

ロイヤルコペンハーゲンというと実用の食器としてではなく、ただ飾っておくだけのお皿といったイメージがあるかもしれません。その点、大きな絵柄が入っていないブルーファンは違和感なく使えるデザイン。

質素な食事を引き立たせて、生活の中に豊かさを取り入れるという意味ではこうした皿(食器)を活用してみるのも効果がありそうです。