普段は豆を挽いてコーヒーを淹れる習慣がない人でも、時間があるとき、気が向いたときのちょっと飲み用に手回し式のミルがあったら便利だと思うときがあります。
コーヒー用品でも、そんなライトユーザー向けとも言えそうなものを揃えることができます。
ハリオの手挽きミルMSS-1
できれば小型で使いたいときだけ、さっと出して使える小型のミルが欲しいといったときお勧めなのがハリオのMSS-1です。
この手挽きミルを購入したのは、もう数年前のことで気が向いたときは毎日のように使ってコーヒーを飲んだり、ある時期には全く使わずしまい込んだりですが、需要の割には長持ちしているのがありがたいところです。
ハリオのMSS-1は縦長の形状をした手回しタイプのコーヒーミル。
豆を粉砕する本体部分のほかに、仕上がった粉を受ける透明な容器と上部をふさぐ蓋、ハンドルに分解できる単純な構造です。
容器側には、約1~2杯分の目安となるメモリがついていて、少ない量のコーヒーを淹れたい方向けの製品になります。
粉砕機の下側には小さめですが手で回せる調整機構が付いていて、ここで豆の挽き具合(細かい、粗い)の調整ができます。
実際に自分で何度か挽いてみないとどの位置が最適化は決めづらい部分です。
ちなみに上の画像の位置で挽いた粉がこんな感じ。
自分では、普通かと思っていますが人によって基準は異なりますし、好みもそれぞれと言ったところでしょう。
MSS-1のデメリット
ハリオのMSS-1は小さくコンパクトでライトなコーヒーファンには場所をとらずに保管できて便利ですが、その分のデメリットもあります。
豆を挽くときに利き手でハンドルを回し、もう片方の手で粉砕機と容器の間付近を押さえる要領で使うことになりますが、本体が小さく安定しないので押さえる側の手に割と力が要ります。
またハンドルも小さい分、回し心地はけして軽くはありません。
豆を細かく仕上げたいときなどは、ミルを動かす手に重みを感じることでしょう。
一般的なサイズのコーヒーミルは本体も大きくハンドルも長いのでMSS-1より軽く回せます。
もちろん、コンパクトであることのメリットも大きくキャンプなど屋外で美味しいコーヒーを飲みたいときにも活躍してくれるでしょう。
また、重く回しづらいことがきっかけになって、使い心地に慣れるため毎日コーヒーを飲むようになったなど思わぬ効果も期待できるかも知れません。
一人のユーザーとしての感想ですが、数年使ってみて他のメーカーでも形状が似た製品もあるので、今のところ当面買い換えの予定はないし壊れたところでまた同じ物を揃えることになりそうです。