生と釜揚げどちらも食べたい、ゆりあげ港朝市の「しらす丼」

ゆりあげ港朝市の生しらす丼

7月の半ばになり海の日を前日控えた日曜日に「しらす丼」を食べに再び宮城県の名取市閖上へ出かけてきました。

訪れたのは前回と同じ店「ゆるあげ港朝市」のメイプル館にあるお店。

ゆりあげ港朝市の周辺風景

メイプル館は奥の松林付近にある

生か釜揚げかで迷うしらす丼

今月に入りしらす漁が始まっているとの情報は事前に確認済みでしたが、わざわざ海辺まで食べに行くなら「生しらす丼」を食べるのが理想、しかし普通の釜揚げしらすを使った「しらす丼」のほうが無難な感じもします。

そんな迷いを残したまま宮城県名取市まで向かうことになりました。

朝早く家を出て、ゆりあげ港朝市に到着したのは7時半ごろですが、港の朝市ということですでに多く来場者があり屋内施設であるメイプル館も飲食施設のテーブルは8割ほど埋まっている状態です。

人の多さに圧倒されたのと、時間の経過によって更なる混雑に遭遇することを避けるため食べる店を吟味することもなく前回と同じ「千屋」にすることにしました。

どちらも選べた「生しらす二種丼」

店舗のカウンターの上にあるメニューの写真を眺めていると、釜揚げしらす丼が「しらす」らしいお手頃な価格で提供されているのに対し、「生しらす丼」は1000円。

店頭にある海鮮丼のメニュー

そして、生か釜揚げかの悩みを残したままやってきた自分に相応しい、生しらすと釜揚げしらすの両方が丼に載っている「生しらす二種丼」なるメニューがあるのを見つけました。

思えば、春に食べた海鮮丼の名前もこんな感じのネーミングだったような気がしますが、このお店は優柔不断な方にも懐の深さで応えてくれているかのようです。

そんなことから、迷いをそのまま具現化したような「生しらす二種丼」を注文することにしました。

初めて食べる生しらすの味

生しらす二種丼

注文後にやや待ち時間の後に店のカウンターで受け取ったのが画像の生しらす二種丼です。

生しらすと釜揚げしらすが半分ずつ

丼の左側が生しらす、右側の白く見えるのが釜揚げしらすです。

透明度が高い見た目の生しらす

生しらす

釜揚げしらす

釜揚げしらす

生しらすを食べるのは今回がはじめて、透明感があるのと黒みが目立つところが馴染みのある釜揚げしらすと対象的で生の方にはおろし生姜が載っています。

最初の一口はそのまま食べる

最初の一口を生しらすだけで食べてると、意外につかみどころがなく癖がない味でイカの刺身なんかに風味が似ているかなといった感じ。

食感は、柔らかめで口の中で溶けるような舌ざわりでプチプチ感のようなものはありません。

生姜と醤油をつける

生ということもあって、二口目よりあとは添えてあった生姜と一緒にいただくことにしました。

お馴染みの味がする釜揚げしらす

右半分の釜揚げしらすのほうは、普段地元のスーパーで買っているのとほぼ変わらないしらすの味がして塩味が効いています。

閖上で「生しらす丼」が食べれるのは7月に入ってから

ゆりあげ港朝市やその周辺で、新鮮なしらす丼が食べれるのは毎年7月にしらす漁が解禁になってからです。

しかし、しらす漁の具体的な解禁日が7月の何日になるのかネット上など簡単に分かる範囲では情報は少なめ。

今回のように、海の日近くになれば新鮮な生しらすが食べれるのではと思いますが実際には水揚げ次第のようです。

このように、名取市の売り込み文句でもある「北限のしらす」を目当てに閖上に行くなら事前に情報が把握しにくいのが難点ですが、港朝市に足を運んでみると人気なのは露店で食べれる海鮮の炉端焼きかなといった印象も受けます。

また、メイプル館でも店によってはラーメン注文しいる人もいたりで、単に腹を満たすのが目的なのか海辺なのにラーメンが人気なのか不思議なところもあり、それと比べると「しらす丼」の注目度はそれほどでもなさそうに見えます。

それでも、しらす漁はこの時期に解禁になったばかりですので、旬はまだこれからといったところで地元で売り込みに力が入るのも夏本番以降なのかもしれません。

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