間違えて喫煙室を予約してしまったビジネスホテル

喫煙室の灰皿

先月のこと、宿泊先のビジネスホテルを予約する際に間違えて喫煙室を予約してしまいました。

禁煙で予約していたつもりが実は喫煙だったというのが今回でなんと2度目。
ちょっと注意すれば分かるはずですがネットで予約後は当日チェックインするまで自分の誤りに気づきませんでした。

予約を間違えた場合の対応

以前に間違えたときは運が良かったのか、たまたま同じタイプの禁煙室に空きがあったため部屋を交換してもらえました。

しかし、こうした対応が可能なのは喫煙室に空きがなければなりません。

喫煙室の灰皿

ビジネスホテルの灰皿

今回は、禁煙室に空きが無かったためフロントに泣きつくこともせず。あきらめて宿泊することにしました。

どんな事業であろうと儲けは多いに越したことはありません。ホテル側の事情というのを考えれば、間違えて予約した人のためにわざわざ空き部屋を一つでも用意するなどの措置は期待できないでしょう。

喫煙室の事実

タバコを吸わない人にとって、できれば体験したくない喫煙室への宿泊ですが、一晩泊まってみると、ある程度予想できたことと逆に想定外な事実を知ることができます。

当然ヤニっぽい

チェックイン後にテンション下がり気味な気持ちで部屋に入って感じた第一印象は、「あまりタバコ臭くない」ということでした。

気になってエアコンのスイッチも入れてみましたが、やはり恐れていたほどタバコの臭いを感じません。
この部屋が特別そうだったのか知りませんが、これには一安心です。

煙草を吸う喫煙室のカーテン

しばらくして、冷静にカーテンなどを見るとやはり黄ばんでいます。

エアコンの吹き出し口

エアコンの吹き出し口も、禁煙室とは違う汚れが目で見て分かりました。

ヤニっぽい壁紙の色

壁紙のクロスも、元からこうではなかったであろう薄茶色です。

他にも、鼻を突くほどではないものの冷蔵庫にも禁煙室には存在しないであろうかすかな臭気が認められました。

あまり上層階にはならない

これは、聞けばなるほどと納得していただけると思いますが喫煙率が下がり続けるこのご時世、喫煙者は眺めの良い最上階へは泊まれないことが多いようです。

この日、喫煙で指定された部屋は普段の禁煙指定では泊まったこともないほどの低い階の部屋でした。

これによらず、喫煙者の方はわりと知らない場面で差別化を受けていそうです。

当然フロア全部が喫煙室

部屋の換気や空調を考えると禁煙室と喫煙室はほぼ別なフロアになっていることが多いことでしょう。

夜早い時間に部屋で過ごしていて気づいたのが、近くの部屋で人が出入りする際に小さな子供(幼児)の声が聞こえてきます。

こういうのは、あまりない事実だと思いますがワケあって、この日にどうしても宿を予約したかったが空いていたのがこのホテルの喫煙室だけだったとかいう事情でしょうか。

まさか両親が喫煙者でそれに子供が同室していたとか…。
まあ考えたくもないですね。

私と同じで間違えてしまったとも考えられます。

間違えやすい予約システム

私が二度も間違えて喫煙ルームを予約してしまった、このホテルの予約システム。

実は、禁煙室には禁煙と表示がありますが喫煙室には喫煙と書かれておらず、いわゆるノーマルなタイプが喫煙可能な部屋で、禁煙室は特別な部屋であるという扱いです。

おそらく、古いシステム(ルームタイプの表示)での運用が一部に残っている(私が喫煙を予約してしまったのはスマホ用の予約画面)ために生じてしまった誤りであると言えます。

通常、ビジネスホテルなどのネット予約システムは初期画面で条件を選択する段階で禁煙か喫煙かを事前に選択を迫られるようになっているため、今回のように喫煙室を予約してしまう間違いは生じにくくなっています。
もちろん確認画面にも喫煙であるか禁煙であるかの表示があるはずです。

このように今時の予約システムに更新しなくても、事業が継続できていて対応を必用とするほどの苦情もないホテルというのは、逆にそうしたゴリゴリに最先端で身固めた窮屈なイメージがないという親しみやすい印象なのかも知れません。

ならば、このホテルへの宿泊は今後控えた方が良さそうですが、立地的に気に入っているんですよね。

外は私の大好きな人混みにあふれ、窓からは輝く夜の町が見える。交通の便もまあまあです。

泊まった部屋は幸い臭いが薄い部屋で、夜も普通に就寝できましたが好んで泊まろうと思える部屋でなかったのは正直なところ。
今後は、こうした誤りがないよう気をつけながらホテル側も早期に最新のスマホ予約システムを採用してほしいものです。