よく使うビジネスホテルのプランに、「ホテルにおまかせアップグレードプラン」というのがあります。
ダブルルームやツインルームに空きがある場合に格安で泊まれるプランですが、利用する側はチェックインが済むまでどの広さの部屋になるかわ分からないというものです。
アップグレードプランとは
ビジネスホテルを利用するには、観光目的の場合を除き通常はシングルの部屋で事足りるでしょう。
しかし、そんな方ばかりの予約の日には空き部屋になるツインやダブルが無駄にならないよう有効利用するため、ホテル側がこれらの部屋を通用より低価格で提供するのがアップグレードプランというわけです。
この手のビジホのサービスは何度か利用したことがあり、少し広い部屋に泊まりたいと思ったときなどに予約しています。
なんちゃってトリプルルーム
そんなビジホライフに付加価値をもたらすアップグレードプランですが、今回、宿泊することができた部屋はなんとトリプルルームでした。
ただし、そこはビジネスホテルです。普通、トリプルと聞いて思いつく様子とは違いシンプルな配置でした。
一つが簡易ベッド
このトリプルルームは、部屋が横長の構造で入って左にベッドが二つ、右にソファーを利用して簡易的に設けられたような折り畳み式のベッドが設置されていました。
部屋の様子から、通常は広いツインルームとして使われている部屋を予約した人の要望により臨時的に3人用として仕上げたところをキャンセルされたようにも見えます。
最初から、折りたたみベッドを配置しているなら予め説明が必要ですし、ここのビジホでトリプルルームという部屋があるなど聞いたことがありません。
部屋の特徴
このトリプルルームは部屋にベッドが3つあるほかに、通常のシングルやダブルの部屋にはない洗面台が別に設置されていました。
この辺は、並のビジホの設備を越えているもので珍しく感じます。
3つのベッドの使い方
そんなわけで、アップグレードされた結果ベッドを3つ自由に使えるわけですが、一般的な部屋の使い方ではベッドは3つも要りません。
よほど、マニアックな趣味でもない限り持て余してしまうことになります。
思いつく限りでは、就寝までの自由な時間用に一つ。これは、簡易ベッドが良いでしょう。
ちょうどテレビが近い位置でした。
あとの二つは、本来の目的用に熟睡するために使うために一つと、最後の一つは目が覚めてからの二度寝用にでも使いましょう。
それから、3つ有るのはユニットバスに用意されたアメニティ類も同じです。
特にバスタオルも3度もシャワー浴びたりしないので使いきれません。
そんなわけで、貴重な体験ができたトリプルルームでしたが、どの辺に価値を見いだせたかは正直難しいところでした。
この手のアップグレードは、ダブルルームで盛大に寝返りを打って斜めに寝るのが良いですが、たいていはツインを指定されるパターンが多いようです。