秋田に行ったら土産話のネタにぜひ食べておきたい地元料理の一つに稲庭うどんがあります。
しかし、シンプルな「うどん」だけではわざわざ秋田まで来た旅の気分とマッチしないといったら無いものねだりだろうか。
そんな昼食選びに迷い歩いていたを私の足を止めたのは秋田駅前のビジネスホテルにある唐橋茶屋というお店でした。
駅前で食べる「きりたんぽ稲庭うどん」
店の外に出ていたお品書きで確認できたのですが、この唐橋茶屋では稲庭うどんにきりたんぽが入ったメニューを提供している模様。
さっそく店の中に入りきりたんぽ入り稲庭うどんを注文することにしました。お店の雰囲気は和風の居酒屋にありそうな雰囲気というよりホテルのレストランなので夜はほぼ居酒屋として機能しているのでしょう。
きりたんぽ稲庭うどん
やや待ち時間のあとに出てきたのが画像の秋田気分満載なうどんメニュー。
名前は「きりたんぽ稲庭うどん」お品書きでは頭に「比内地鶏入り！」と入っていました。
食で秋田を堪能するなら「きりたんぽ」
きりたんぽ稲庭うどんには温かい稲庭うどんの上に二つに切った「きりたんぽ」が載っています。
うどんもきりたんぽも炭水化物ですが、原料が小麦粉と米とで違いがあるので特に気になる感じはしません。
比内地鶏も入ってる
うどんだけでは物足りないことを理由に駅前をさまよっていたいた自分にとって、きりたんぽのトッピングは目からうろこな組合せ。
うどんに入った比内地鶏
しかし、この「きりたんぽ稲庭うどん」ではさらに比内地鶏まで一緒に入れちゃってる完璧な仕様です。
柔らかく煮込まれあ鶏肉がようやくありつけた秋田の味を演出してくれています。
秋田総攻めな稲庭うどんは旅行者心理の的を得ている
旅行者は行き先がどこであれ訪問する地域の特産などをあるていど意識してその土地を訪れることでしょう。
今回おじゃましたお店はビジネスホテル内の飲食店でしたが仕事で地方都市に出向く人もそうした傾向が少なからずあると思われます。
秋田県の名物と言えば、稲庭うどん、きりたんぽ、比内地鶏は知名度的にも上位に入る特産グルメ。個人的には比内地鶏より「ハタハタ」が有名なのかと思っていたら昨今ではハタハタは漁獲量が減少しているそうです。
この、稲庭うどん、きりたんぽ、比内地鶏の3本柱がそろった今回のメニューはまさに旅行者の期待を裏切らないどころか的確に的を得ている料理と言えそうです。
他店は本物志向なメニューを展開しているところに、このような名産品を組合せた料理はホテル併設の飲食店の得意とするところでもあるでしょう。
地元の人からは一見邪道にも見える特産品の組合せには、その素性を良く知らない旅行者にとって分かりやすくポイントを絞り込んだスペシャルメニュー的な印象を与えます。
ホテルα１の1階にある唐橋茶屋
私自身こうした店舗は、朝食にお世話になる場所であってビジホに泊まった夜に大雪でも降らない限り積極的に利用することは少ない店です。
しかし、直接の観光地ではない駅前で他県からの来訪者を退屈させないサービス提供に関しては、そのノウハウが近隣の店に勝っているのは間違いないことでしょう。
その点、今回はお互いの利害関係が美味く一致したと言っても過言ではないようです。
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