乾いた空気が心地よい快晴の日が続いた5月の休日。こんな日は牧場でソフトクリームなんかをいただくのが無理のない身の丈に合った春の日の過ごし方だと考えていたところです。
そんな中、どこの牧場へ行くべきか迷っていたところ宮城県にある蔵王ハートランド牧場では黒いソフトクリームが食べれるということを知りました。
見かけは斬新、味はノーマルな黒いソフトクリーム
興味津々で覗いた蔵王ハートランドの公式サイトにあるブラックのソフトクリームは衝撃的で、これを手にしたら自分は普通にソフトクリームとして食べれるのだろうかと気になってしまい早速足を運んでみることに。
目的地の蔵王は幸い自宅から数10キロの日帰りテリトリー内。目指す牧場がある付近は5月だと訪れる時間やその日の天候によっては寒さが残る頃ですが、それより黒いソフトクリームの存在が何より気になるところです。
そして、自分の中の過去の記憶とスマホの地図を頼りにバイクで到着したのがふれあい牧場蔵王ハートランドの体験館という施設です。ブラックソフトクリームが食べれるのはこの建物です(真ん前に駐車場有)。
到着した時間は朝の10時すぎでした。館内に入り早速ソフトクリームを注文することにします。
迷うことなくカウンターにあるメニューの一部を指さし「この黒いソフトクリームください」と目的のブラックを注文します。支払いは電子マネーを使いました。
そして、ありつけたのが型破り度満点のブラックソフトクリーム。画像はカップ入りですがコーンでも注文可能です。
メニュー名は「モーモーソフト」、見た目の黒は竹炭で色付けしているとのことです。
なぜ異色の黒なのか分かりませんが、牧場に居そうな黒和牛をイメージしてのことでしょうか。
見た目が黒い食べ物と言えば、ブラックカレーやイカ墨パスタなんかが思いつきますがソフトクリームはこれら主食系とは一線を画しており、まさに異色中の異色な黒。
味のほうは思ったほど竹炭の風味を感じない程度です。思えば公式サイトにある画像より色は薄めなので味が無難に落ち着く程度にしているのかと想像します。
実は、このブラックなソフトクリームを食べているうちに気づいてしまったことがあるのですが、これから食べたい方には影響しそうなのでページ下に書いておきます。
ネタバレを避けたい方はこのページを最後まで読まずにブラックソフトクリームを実際に体験されることをお勧めします。
白と組み合わせたミックスもあり
見た目が黒いソフトクリームというを少し抵抗を感じるかもしれませんが、似た色をしているものにゴマ味のジェラートやソフトクリームがあります。
そして、ハートランドのブラックソフトクリームには「ミックス」というメニューもあって黒白半々なミックスソフトです。
こちらのほうが抵抗感なく食べれそうな見た目です。このミックスは別な日に食べたものでコーンで注文しています。
今回はソフトクリームが一番の目当てで訪れた牧場ですが、蔵王ハートランドではヤギや羊が放されている一角があったりと、これら動物たちを眺めながらのんびり過ごすことができます。
天候が良ければ蔵王山を間近に見ることができるのもこの施設の魅力でしょう。
なお、体験館にはお土産になりそうな乳製品がたくさんそろっています。
ブラックソフトクリームの素直な感想
さて、衝撃的な黒いソフトクリームの正直な感想です。食べ終わった方だけタップしてご覧になってください。
このモーモーソフトを食べててふと思ったのが「セメントと砂を練りこんだモルタルに似ている」ということです。モルタルは時間がたてばゆっくりと硬化していきますが、こちらのソフトクリームはうっかりしていると溶けてしまいます。
それにしても、程よい水分と濃いグレーで小さな粒状に見える表面が程よく練りあがったモルタルそのものに見えないでしょうか。
色の正体は竹炭とのことですが、味にこれといった癖が残らない程度なのが逆に難ありな部分かもというのが正直なところ。このソフトクリームを食べる方は色や風合いまでもがセメントに似ていることを食べ終えるまでは思いつかないことを祈るばかりです。
この風合いの特徴は色合いが似ているゴマアイスとの大きな違いとも言えるでしょう。
興味が無くてもチラ見したことはあるのではないでしょうか?日曜大工や職業的に扱ったことがある方の中には同じ感想を抱く方もおられるのではと思います。
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