カツラの話をしようじゃないか【未知の世界にまつわる諸事情】

頭髪の濃い男性というのは罪なもので、自分のはもちろん他人の髪のことには殆んど無関心です。
なので髪の毛の濃い男に限って他人のカツラには気づかない傾向にあります。

当然ですよね、気にしなくて良いものにはいちいち興味も沸かないでしょう。

逆に中途半端に髪が薄くなり始めた人が、日ごろからアイツより自分のほうが髪が残っているから安心だと思っていた相手がある日カツラを被ってきたらその心理は複雑なものとなります。

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ごまかしちゃイケないじゃないか

ある日、自分より先行していた同僚が頭髪を偽装してきたら「お前、俺より薄かったくせにナンチャッテしてんじゃねえよ!」と言いたいところですが、そこは一息ついて思いとどまるべきです。

彼には彼なりの事情があってそうしたのですから責めるわけにはいきません。

カツラを被ることには勇気が要ることでしょうし、被ることにより生じるリスクを受け入れるという大変な決断を果たしたのです。

技術が進歩した今日、カツラや増毛に係る仕掛けは一般人(なにをもって一般?)の想像を超えることでしょう。
そんな今、カツラを否定することは物事が多様化した現代社会へ逆行することであるとも言えます。

とは言ってもカツラに関する知識というのは知られていないもので、それに伴う諸事情というのはとても気になるものです。

知られざるかつら事情

カツラを被り始めることによって発生する問題というのがいくつかありますが、その多くは今までの頭髪環境とは異なることによって起きます。これも髪がフサフサの男性には想像もつかないことですので、この生活環境の格差は是正されるべき社会問題とも言えます。

薄毛の話を平然と交わすテクニック

髪の濃い男と同じくらい男性の薄毛に興味がないのが女性です。極端な話をすれば、女性の薄毛は男性のそれと違い深刻度のレベルが違いますし、髪に問題がなくても先に気にするのは肌の手入れやスタイルに関してです。

そんな女性たちは、カツラを被った張本人の前で気づかずに第三者の薄毛に関する噂話を始めたりすることがあります(ひどい人は禿という言葉を交えながら)。
こんなときカツラ着用者本人は、平然と第三者に関する頭髪の話を聞き流す必要があります。まさか、話が盛り上がっているときに自分の「かつら」についてカミングアウトするわけにもいきませんから、おそらく不快な時間を強いられることになることでしょう。

これは見た目の完成度が高いカツラを被った場合に多く直面する課題といえます。こういったカツラに鈍感な女性たちの話を軽く聞き流すテクニックは必須になりそうですね。

付きまとう後ろめたさ【カツラは帽子ではない】

小学校のときに教室に入ったら帽子は取りなさいと言われたことはなかったでしょうか。これは今となっては時代にそぐわない常識と言えますが、髪が大人の症状なら気持ちもそれなりに大人の常識を得ていることでしょう。ここに後ろめたさが付きまといます。

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しかし、屋内だろうがどこぞの社長室だろうが被り続けなければならないのがカツラなのです。被り物だっていうだけで帽子とは概念が異なるものですので割り切るしかありません。
すぐに慣れるでしょうけどね。

被ろうか迷ったときの注意点【想像するに】

カツラは洗い替えのものとして二つ以上所有することが必要になります。夏など大量に汗をかくときは洗った後に乾かさなければならないので当然です。

被っていない人が意外に気付かないのが、床屋に行った後に生じる後頭部と頭頂部のアンバランスさです。
しかし、これは前述のとおり本人とその周りにいるちょっと薄毛の人にはすぐにわかります。なので、散髪後用に毛の短いカツラも用意しておきたいものなのです。ただでさえ費用がかかるカツラは一つだけでは足りません。
これから被ろうかと悩んでいた人には衝撃的な事実といえるでしょう。

社員旅行は困った行事

昨今ではあまり聞かなくなった社員旅行。先日テレビで社員旅行を取り入れる企業が出てきているという話をしていましたが、あまりよろしくない風潮ですね。

事例はあまり語られることがありませんが直ぐに想像できます。入浴時と起床時の手入れがアレですよ…。

カツラとシガラミ

あまりないとは思いますが、カツラにはときに面倒な人間関係が絡むことがあります。
近い親戚が理容室をやっていてそこで勧められたカツラを被る場合です。

被ることを強く勧められ着用に至るのは仕方がないので受け入れたとしましょう。
問題はそのカツラが自分では気に入らなかった時です。メディアの宣伝では物凄く自然で涼しそうなカツラがあるのに親戚のシガラミ上、別の物へ交換は難しいものです。これは近い親戚であればあるほど裏切ることができません。

カツラは、衣料品と同じく定期に買い替えが必要と想像できます。そうこうしているうちに、周りに残る地毛の方に白髪が目立ってきてしまったら事は急がねばなりません。カツラだけ黒かったら目立ちすぎます。
ですがここでは一時冷静になる必要があります。白髪の進行度を上手く見極めなければなりません。

白髪の進行がある程度落ち着いた段階で色調の合ったカツラを新調するのがよしです。というかシラガやらシガラミやら色々と大変!

カツラは忍耐なのか

こうしてカツラのことを深く追求していくと、着用を継続するためには様々な事象に耐えなければならないようです。
そして、派手に取りだたされないだけで偏見があることも事実ですし、そのことによってカツラは割と狭い範囲の分野で独自に進化するものと思われます。ガラケーならぬガラ毛(がらけ)なのかもしれません。

そのことを気にして手を出さないことも、ある意味では耐える姿です。髪が多い方が男としてモテるのは事実ですし、育毛剤も思ったほど進化しないものです。

やはり未知のもの【向こう岸にあるのは何か】

想像で知りうべきカツラのことを書きましたが「カツラの神秘」ともいうべき疑問が一つ残ります。

愛用するのがこれほど大変であろうカツラではありますが、自前のカツラを「コイツすごく着け心地いいんだぜ」とか良い情報をリアルに漏らす人を見かけないことです。

我々、未経験者がもつ不安はそこにあるとも言えます。

カツラを被り続けることは大変なはずです。もちろん途中で外す(止める)ことは簡単ではないことでしょう。しかし、続けることに何らかの大きなメリットがければやっていけないはずです。

カツラを被り続けることの意味は?果たしてそこに何があるのか。薄毛やカツラの話題そのものがもっとオープンにならない限りその正体は未知のままに続くことでしょう。

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