食事は静かな場所でも黙々と頂きたい派です。ですが、世の中の価値観というのは自分のようなタイプの者にはどうも冷たいようです。
客が少なく店内が静かな飲食店は売り上げが上がりにくく長続きしないことでしょう。
個人が経営する店なら店主の理想に見合う売り上げさえ確保できれば必ずしも店の中がウルサくなくても良いと思うのですが、静かに食事ができる店というのは多くないのが現実ではないでしょうか。
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賑やかな飲食店の価値
大手が経営する人気のチェーン店は客数が少なくなり、稼げる時間帯に空席が目立つようになると店舗を閉じてしまいます。
これは、母体の経営側が的確な経営判断をすればするほど顕著なものになります。
利用する客側も、店に入って空席が目立つ状況だと流行っていない店と判断し良い印象にならないかもしれません。
こうした、一般的に見た人気店のガヤガヤした状況というのは、落ち着いて食事ができる環境とは言い難いと思うのです。
食事そのものを楽しむことを考えても、周囲が他の客が発したつまらない話だらけというのは理想的ではありません。
賑やかな店で食後に得られるのは、その他大勢の人と同じ環境の元で食事ができた満足感とかでしょう。
今日も人並みの食事ができたという、まあまあ有り難い事実ですね。
飲食店のスタイルにもよると思いますが、提供された料理の味を楽しみたい目的からすると価値観を捻じ曲げられてる感じがしないでもありません。
理想の静かな店で過ごしたい大人
大人が求める身も心も落ち着ける静かなお店というのはどんな場所でしょうか。
条件としては、チェーン店でないことがあげられるでしょう。店のコンセプトがしっかりしていて一見敷居が高そうに見える店なども落ち着いて食事ができそうです。
そして、表現は難しいですが変に流行に飛びついたりせずチャラチャラしていない、その店の拘りのスタイルを持っているというところが必須条件でしょうか。
店の立地なども関係しそうですが、条件が良くあまりに開放的すぎる場所に堂々と営業している店が結構落ち着いて過ごせるということもあるでしょう。
こうした、店内はお洒落だけど落ち着いて静かに過ごせる店は提供されるメニューの価格が高めであることも想定されますが、これは自分で納得した上で割り切るしかありません。
本来、外出先で食事をとるというのは、食事の味だけでなくその店の提供する雰囲気などの価値観に対しても料金(対価)を支払うことでもあるでしょう。
私たちは時に他人と同じ物を求めたり、その場所の活気というものに安心してしまうことがあります。
しかし、毎日の仕事を本気でこなし自分の求めるものが分かっている大人は、そんな食事環境を必要としたりしません。
自分のプライベートな時間を過ごす店は静かで落ち着ける場所が一番です。
新しい生活と飲食店
この記事を書いている今、コロナ禍まっただ中というところです。
公的な機関が定めるところのガイドラインによれば、食事の際には離れて座る、会話は少な目にして食事に集中するとなっています。
コロナ対策と言うより、大人の男からすればもともとそうあって欲しいというのが、飲食店を利用する上でのガイドラインです。
ただし、一般的に考えれば食事の際には、どんなにつまらないことでも日常の出来事を家族などに話すのは何時の時代も大事なことです。所謂、必要最低限のコミュニケーションというやつですね。
それを隣の席で静かに食事を楽しんでいる人にまで聞こえる音量で、つまらぬ尾ひれまで付け加えてぶちまけてしまうのは常識やマナーに反するでしょう。
こうした時代なので周りに人が居るときは、気を使うということを考えなければならないのですが、そもそも静かに食事を取っているだけの人からすればコロナ禍でなくても、当然周りには気を使って欲しいものです。
多少の会話をも伴わない食事というのもつまらないないのは確かでしょう。
ただ静かに食事をしたいだけの少数派からすれば、このコロナ騒ぎを境に少しばかりでも食の環境を落ち着けるものへと改善されることを期待しています。
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