寒い冬には鍋料理が良いと聞きますが正直言って食べる楽しさより準備が面倒くさそうです。
だいたい、定番の具を想像したところで心踊ったりしないのが男から見た鍋料理の存在、こうした純和風の食べものを好んで食べる方はほぼ完成しきった大人であって、世の中の全てを知り尽くしてしまっていることが条件だとさえ思えてしまいます。
好きな具を選ばないから面倒に感じる?
普通に、根菜類などで栄養を採りたいだけなら、スープや味噌汁の具にしてしまえば事足りるので心配はいりません。
そのようにグツグツ煮込んだものを箸でつまみ食いしたら、それはコタツの上で鍋を突いたのと同じ行為にはならないのかと言ったらへそ曲がりの罪に問われそうですね。
鍋にまつわる大義名分
わざわざコンロと土鍋を持ち出して凝った演出をするには何か大義名分が必要ではないかとさえ思うところですが、ここは自分が食べたいものを存分に頬張る場面と考えてみることにします。
具体的に言うなら月末の給料が入ったときに食べるような自分の好物で煮込んだら旨そうなものですね。そんな自分が好きな食材のためなら鍋の準備や片付けも気になりません。
思いついたのがソーセージ鍋
気づいたのですが、このブログではソーセージの出現率が高いように感じます。それは、ソーセージを頻繁に食べるからではなく、あまり食べないけど結構好きなものだからです。
そんなわけで、今回の主役はソーセージ。使用するのはスーパーで買ってきたあらびき上級ポークフランクです。
他には、水餃子なんかを用意します。そこへ一般的な長ネギと舞茸なんかが入れば、そりゃあもう鍋料理と呼んでもよいことでしょう。
味付けだって自由でいいでしょう
鍋だからってだしで味付けしたりするのは、我々庶民と鍋料理を遠ざけることになってしまいます。
ここも好みで調味料メーカーから出ている固形のコンソメ辺りを簡単に使います。小さい土鍋を使うので一つ入れておけば充分ですね。
自分好みなソーセージ鍋の味
さて見かけは鍋料理を楽しめていますが、味そのものはコンソメスープそのものです。
長葱とマイタケが和風な雰囲気をだしていて、スープを啜っているイメージはあまりありません。それと水餃子がそこそこな満腹感をもたらしてくれるのでありがたいです。
主役のソーセージは煮込んだことにって、味が汁に移ってしまったような印象でしたが大人が食べる分には薄味な仕上がりは悪くなかったかなといったところでしょう。
大人の鍋は遊び心が必要
本来の鍋料理は体が温まるとか家族で楽しめるとか、基本的な家庭料理として充分機能しているところですが、それらに価値を見いだせない少数派の人にはあまり魅力的には映らない地味な物とも言えます。
食べ物に限らず、既成の概念に縛られた本来の形を見て個人の好みが確定してしまうのはもったいないものです。
今回はそんな思いから鍋にソーセージ、水餃子などを入れ、味付けはコンソメを使った自由度の高い素直な「お好みごった煮鍋」を実現してみました。
日常に少しの満足を求める乾いた大人から見て、本来の鍋料理には圧倒的に遊び心が不足しています。
もっと好きな食材を選び、もっと自由な味付けが出来る。そう考えワクワクしながら食事の時間を過ごすのが鍋で楽しむ遊び心と言えるでしょう。
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