スポーツジムなどへ定期的に通うことは体に良い習慣だと分かってはいるものの、なかなか踏み切れない理由というのは何にでもあるものです。
昨年末のこと、長い間入会をためらっていたスポーツクラブへ通い始めることにしました。
クラブへの入会を決意したきっかけ
一般に言うフィットネスジムとかスポーツジムなどの体を動かす系のクラブへは、どちらかというと行動派の人達が好む場所というイメージがあるかもしれませんが、自分の場合はどちらかというと運動不足から必要に迫られての入会でした。
もともと、ジョギングや自転車などの趣味があったのですが、ここ最近はこのブログを含めWebでの自己表現に夢中になっていました。
自分のWebサイトを持ったらある程度安定したアクセス数が欲しいのが正直なところですし、それで結果が出せれば自己を満たすことにも繋がります。
仕事もそうですが、男にとって自分が手がけた生き甲斐みたいなものには石にかじり付いてでも結果を出したいものです。
今のところ、Web上に文章を書くことで満足のいく結果には至っていませんが、それに固執することで蔑ろになってきたのが健康管理というものでした。
自分のステイタスみたいなものに拘ってきた結果、体型は見事に崩れました。しかし、そのことは逆に自分が好きで選んだことに忠実に生きてきた結果と言えます。
ただし、今後目指す成果より健康的面での弊害のほうが上回ることになってしまうことが容易に察知できるほどになれば何らかの対策をとらなければなりません。。
結果は出なくても、一旦冷静になって自分の健康管理をしようとの思いから今回フィットネスクラブへ入会することにしたというわけです。
スポーツジムへの入会をためらってきた理由
一方、この歳になるまでスポーツ系のジムに入会をためらっていたのにはもう一つ理由があります。
以前にも、スポーツジムに通っていたことがありましたが自分の場合ジムが習慣化してしまうと、それが楽しいあるいは有意義であるといったことを別にして辞められなくなってしまいます。
入会するのは簡単ですが、クラブを辞めることが極端に面倒に感じるのでした。
せっかく顔なじみになったスタッフやジム仲間に対して、退会の意志を表現しにくいという面倒な性格なのです。
別に、スタッフは会員が一人減ったところで個人的に寂しい感情など沸かないことでしょう。知り合いについても然りでクラブで顔を合わせる機会が無くても仲が良ければ個人的に連絡を取れば良いだけで何も問題はありません。
ところが自分のは、スポーツジムというルーチン化された社会関係を経つことに申し訳なさみたいなものを感じ、ジム通いが有益であるなしによらず無駄な費用を支出し続けてしまうという、ある種の優柔不断さを引きずってしまうのです。
こうなると、忙しい時期が続いたり必要性を感じないときにダラダラと月会費だけを払い続けジムには行かないということになり何も良いことはありませんでした。
私が再びスポーツジムの類に手を出すことを拒んでいたのは、こうした良い習慣も悪い習慣もすっぱり断ち切れない性格が分かってのことでした。
しかし、今回は一旦沈み込んでしまった自分の健康状態を人並み以上に回復させたい狙いがあり月額数千円の費用も惜しんではいられない状況です。
いつかはフィットネスクラブ
体を動かす習慣が途絶えてしまうと健康に悪影響がでる人は少なくありません。
私の場合は、まさにこのタイプで半年ほど体を動かさないでいると、体が重く感じるほかになんらかの症状が出始めます。
大人になってからも運動を全くしなくても健康でいられる人がいますが、そんな少数派の人を私はとても羨ましく思います。
並の人なら、ある程度の年齢になり運動習慣が続かないことによって不健康な状態に陥ることも考えられます。
生活習慣病と診断され医師から薬を処方されるようになれば、毎月医療費が発生することになるでしょう。
体を動かさないことによって月々余計な医療費が発生してしまうなどという事態を考えれば、フィットネスジムの月会費は安いものではないでしょうか。
食生活の乱れや運動不足で病院へ通うことになるのならば、先に予防策でフィットネスクラブへ通うことのほうがライフサイクルとして充実しているのは間違いないでしょう。
大人として正しい判断を迫られる日は必ずやってくるようです。
入会して良かったこと
フィットネスクラブへ入会して一ヶ月ですのでまだ成果はでていませんが、入会後に即実感できるメリットというものがありました。
入会したのが昨年末の寒い時期でしたが、その後に年末のドカ雪が降った日でも存分に体を動かすことができました。天気が悪い日でも運動できることは、この時期最大にメリットです。とくに気温が低い日などジョギングやランニングなどで外へでるだけでも気合いが必要で、時には諦めてしまう日もあります。
また、天候に係るメリットは真夏でも同じでその日の気温によっては夜間でも屋外での運動は危険が及ぶことでしょう。
フィットネスクラブに通い始めることは、快適な運動スペースを確保できるということに繋がります。
シューズの出番ができた

ようやく出番が来たNBのトレーニングシューズ
それから、メリットというより自分で良かったと思えたことですが、
数年前新しいトレーニング用シューズ購入したときに、当時すでに走るには過体重だった私にとってそのシューズが少し底が薄すぎでした。
もう少し体を絞ってから履こうと思っていたシューズは、ほぼ使用する機会もなくお蔵入りです。
そのシューズが、今回フィットネスクラブでトレッドミルを使うのに丁度良いのです。ロードより足への衝撃が少ないトレッドミルではこの軽いシューズが活かせます。
スポーツウォッチが復活した

こちらもジム通いで復活
こちらもシューズ同様に眠っていた資産を活かせたというメリットです。
GPSウォッチを購入してからすっかり出番が無くなってしまっていた。スポーツウォッチがトレーニングルームでは活躍できます。
一見、マシンを使う際には腕時計など不要に思えますが、他人やスポーツマシンが邪魔になって壁掛けの時計を確認しにくい場面というのは多いので、そんなときスポーツウォッチが役立っています。
家のガス代が浮いた
ある程度予想できていましたが自宅のガス料金が前年より安く済んでいます。
ジムで汗を流した後は、施設のシャワーを浴び大きな湯船に浸かりたくなります。
これが毎日となれば、ガス代による見返りを考えるとクラブに支払う月会費というのはそう高いものでもなく思えてきます。
フィットネスクラブでの意外な効果
自分は人混みが好きです。
理由は当Webサイト内でも書いていますが、街を歩く人を見ていると若い人達に流行りというのに敏感になれるのと、自分と同年代の人たちがどのような立ち振る舞いをし行動をしているのか感じ取れる気がするのです。
そして、自分とそれほど変わりのない普通の大人の姿というのを感覚として感じ取れ、そのことで安心感を得られると考えています。
フィットネスクラブも普通の大人の実体というのがある程度かいま見れる場所ではないでしょうか。
もしかしたら、こうしたスポーツ施設に通う人たちは中流以上の位置づけかも知れませんが、ならば彼らと同じように行動することは自分も中流程度の生活をこなせている安心を少なからず得られることになるでしょう。
当サイトの名前は「男が満足するとき」です。男が満足を得られるためには人並みではなく、それ以上のステージに立つことが求められるかもしれませんが、いきなり人並み以上のライフスタイルを目指すことより、一度人並みの生活度といったものがどの程度なのか見極める必要もあることでしょう。
それから、フィットネスクラブは異なる業種で働く様々な世代の人たちの集まりでもあり、そうした人が集まるスペースで感じられる少しの非日常感には新鮮さを覚えるものでもあります。
社会人にとって、会社と自宅の往復以外でこうした空間に触れることは非常に良い刺激になりときには自分のステータスを確認する手段の一つにもなりえることでしょう。
こうして、様々な思いを胸に入会を果たしたフィットネスクラブですが、私の今後の生活に多くの効果をもたらしてくれそうです。
通い続ける覚悟は充分できています。